2015年7月18日土曜日

子ども被災者支援法基本方針改訂説明会(福島)

アワプラさん配信より


冒頭南相馬・避難20ミリ撤回訴訟の方が口火を切りました。
浜田復興副大臣に放射線管理区域の基準条項を問いましたが、
大臣はご覧のように回答を避けました。
放射線管理区域はアンタッチャブルなキーワードのようです。
この態度こそが避難にまつわる諸問題の要因と言えるでしょう。
放射線管理区域は身近なところでは病院のレントゲンやCT、放射線治療の為の施設で黄色い三葉模様のマークが掲示されています。
この掲示がある場所は文字通り管理制限下にあります。
病院では特別な線源治療以外には機械作動時に放射線が出るだけでそこには汚染はありません。
一方原発の作業現場では汚染レベルにあわせてそれぞれ管理区域が設定されています。
空間線量率だけでなく汚染も基準となり体表面付着と吸入による被曝を避けるため、
汚染がある区域では防護措置としての着衣を装備し専用のマスク着用の上、
作業時間も管理下での作業となります。肌の露出も睡眠・飲食も不可で18歳未満は入れません。 
そのレベルを今回の事故による汚染地に適用すれば大きな補償対策が必要となります。
しかし、そこから目を逸らそうとする程、この問題の意識乖離は深まるように思えます。

昨日まである量の水を身体に掛けると風邪をひく心配をしていたのに、
ある日を境に水を掛けた側が、「そんなもので風邪はひかない」と言いはじめました。

風邪では済まない事態を憂慮する親御さんを、誰が責めるのでしょうか。 


福島県と復興庁 支援策転換 戸惑う山形の避難者



 

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