2014年12月31日水曜日

下半期締めご報告

皆さんのお心寄を頂きまして、本年の下半期締めにて71,200円を 寄付させて頂きました。
ライヴ会場で、高玉屋さんにて、またご縁があり、手売りにてご購入された方々の想いは、
子ども達の甲状腺検診や保養へ役立たせて頂きます。
ご理解とご協力に感謝する次第です。
どうもありがとうございました。

ご存知のように甲状腺癌は112人を数えており、たいへん憂慮すべき事態を迎えています。

この症例数を「スクリーニング効果での結果であり、探す必要なき検診・手術である」との意見もありますが、
実際はリンパ節と肺転移が報告されています。多臓器の遠隔転移を懸念する事態です。
術後の予後がいいと言いますが、転移を心配し、体調に影響し、薬を一生飲み続けます。
放射線に起因するか否かの議論は続いていますが、現状は待った無しです。
まずはこのアウトブレイクを認識して可能な限りの手を打たなければなりません。
必要なのは、多くの方々の認識でしょう。そこからしか展望は望めません。

また、南相馬市の特定避難勧奨地点が住民の理解を得ないままの解除となりました。
放射線管理区域相当の”線量”と言うよりは”汚染”が確認されている地域です。
正常運転下の原発作業区域では、放射線管理士が汚染状況を把握しており、作業員はその管理・指示下にあります。
当地はその管理下での作業区域となるレベルですが、現状は環境中が管理不能の汚染下です。
国はそこに強制的に帰還を命じています。
年末にお身内の方を亡くされた方もいますが、ご家族にとっては追い討ちを掛けるかのよう仕打ちでしょう。とてもお子さんを連れて還れるところではありません。
どうか皆さん、もしかしたら”ご自身であったかも知れない”また、”明日は我が身と家族かも知れない”と置き換えて一度考えてみてください。


 来年もたくさんの方々 に状況が伝わり、必要な助けの一助になればと思います。
本年はありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。

NO SURRENDR FUKUSHIMA

2014年12月18日木曜日

南相馬市特定避難勧奨地点解除への動き

今尚汚染による健康不安を避けられない地へ帰還させるために、
恐らくはアリバイ作りのような、対象地域避難者に対して解除を前提とした
住民説明会が開かれてようとしています。
その説明会に提出する為に、解除を止めるための署名活動がなされています。
12月21日の説明会へ提出する為に有志の方が署名を取りまとめて当日神奈川から南相馬市へ走るそうです。
シンプルに考えて”自治体がYES”と言わない限りそう簡単に国が勝手なことをすることは難しいはずです。
南相馬市が住民の健康を護る姿勢に立つことを促す為には、多くの意思の集約が必要となります。
その意思はやがて国の姿勢を正すことになり、全国の子ども達を護る未来へとつながるでしょう。