2015年8月9日日曜日

伊豆の夏空の下で


先般よりお知らせしておりました伊豆の保養が終了しました。
今回こちらに上半期分39,200円を未来の福島こども基金さん経由で寄付させて頂きます。
数少ない直販ルート・高玉屋さんのお身内の方、床屋の若旦那(チラシ協力も)、カー・ディーラーの副店長さん、
接骨院のマネージャーさん(パウチコ掲示も)、東京、千葉県、名古屋市、山口県、京都、 北海道、長野県の通販ご購入の方々、
長いドイツ在住経験とコネクションを生かし、欧州各国・日本各地で毎年多数講演活動をされ、その際のたくさんの募金を毎年この保養に寄付されている方、
いわき市のイヴェントにてバンドマン有志とその支援の方々のお気持ちは、
子供たちの未来の為役立たせていただきます。
みなさんどうもありがとうございました。

たくさんの方々のご支援のお陰で
6家族25人(幼児5人、小学生10人、保護者10人)8泊9日の
4回目の保養キャンプを無事終えることができましたと、運営の方よりご連絡を頂きました。

私は最終日にはいなかったですが、 参加されたご家族の方々は充実した日々を過ごされてお帰りになられたと伺っております。みなさん、お疲れ様でした。
また却ってお世話になりましてどうもありがとうございました。
お子さん、親御さん共々どうかまた次の機会までお元気でお過ごしください。

期間中は山、川、海での解放、情操豊かなワークショップや音楽演奏と交流、食事の勉強等、
盛りだくさんなプログラム・メニューでした。
運営スタッフの方の準備とサポート、地元や遠方から入れ替わり立ち替わり訪れるお手伝いの方々での賑わいはどこかしら梁山泊的なムードもあり、いつしか下界を忘れるような時間でした。

保養の企画を支えられた運営スタッフの方々、たいへんお疲れ様した。
様々な保養のスタイルがあるかと存じますが、このような活動があり、
それは必要とされている理由があるということを、一緒に考えて頂ければ幸いです。


保養機関中に地元紙に掲載されました。
協力された方で直接保養所に来られなかった方々にも様子が伝わり、役に立ててよかったと喜んでいたそうです。

                午前の陽光のさんざめきと陰りを深めていく夕景

道路から小路を上ってきて”いりあい村”に辿りつきます。
闇が満ちる刻のこの路を、灯篭を手に子供達が果敢にも歩みました。

 約30年前に福井県から移築された古民家です。60人が宿泊可能とか。
移築の際には伊豆から大工さんが現地へ赴き、解体の様子を覚えておき、
その通りに再現したそうです。昔の豪農家の家だったそうで、とても重厚な造りです。

 玄関土間も広く、囲炉裏もあります。この階段の下でボランティアの語りべ”ばぶ”さんがお休みされていました。

大広間は子供たちのワンダー・スペースです。畳が新鮮なようです。
裏側の廊下に風情を感じます。

ワークショップで子供達が拵えた灯篭です。出番はまたあとで・・・

お約束の海です。海岸は波が無い入り江で、お魚と戯れの時を堪能しました。
ボートはボラのお兄さんの人柄もあり人気が高く、定員よりちょっと多目に乗っちゃってますが、
地元のお兄さん方や東京から駆けつけたボラのお姉さんが優しくリードしてくれてますので安心です。
ライフ・ジャケットは勿論完備しています。(干すのも忘れずに) 
スイカ種飛ばしチャンピョンは誰だっけ。

そろそろ夕方の涼しげな風がそよそよと夜の帳をつれてきます。
 
沖縄の旋律に乗り最期は大合唱&全員参加踊りで盛り上がりました。演奏終了後は楽器に触れたり音を出したり、子供達にとっては興味津々で楽しい時間が続きました。


移動カフェのオーナー兼、童話作家兼語りべ子供達の導師「ばぶさんのお話」がはじまります。
じつは子供だけでなく大人も楽しみにあつまってきます。
まるでトミー・ウンゲラーが自作をリーディングするかのような、圧倒的なウィット・ファンタジーな世界がそこにひろがります。稀代のストーリーテラーの面目躍如です。合言葉は”ばぶ~”
ばぶさんの「おしまい」に納得しない子供達からは何度もアンコールが、
ばぶさんは用意したお話の数々の中からその都度選りすぐり、にこにこと応えてくれました。
さて、そろろそお夕飯の準備です。食材はしっかりしたものを用意しています。
お手伝いの方々、お母さん方、お疲れ様です。
なんと言っても遊んだあとの夕飯は子供達のお待ちかねの時間です。
吟味された食材と手の込んだ調理で美味しいため、とても喜んで食べていました。
もちろん、大人も美味しく頂きました。


 子供たちが作った灯篭は、伊豆の漆黒の闇の小路を導き、また一歩子供達自身の世界を広げる誘いの役割を果たしました。
小さな広場に辿りついた子供達は、しんと静まりかえる夜の底で、落ち葉を踏みしめる音の響きにさえ戸惑いながらも輪を描きボラさんの創作話の始まりを待ちます。
集う子供達は、優しく包む風の調べのような物語に耳を傾けます。
保養が必要であるというひとつの現実を通して、様々な気づきが子供たちに生まれることでしょう。大切な思いが育まれることを祈ります。



 そしてみなさんへ、暑い最中に一息ついてください。
どうかご自愛を。





2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    Good Job!

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  2. いつもご協力をありがとうございます。
    この度はさらに一肌脱いで取り纏めてのご支援に、深く感謝する次第です。

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